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第6回 フィルム部門のショートリスト発表

フィルム部門のショートリスト(一次選考通過作)が発表された。受賞の期待がかかる、日本からの出品作は以下の通り。


カンヌでは連日のスクリーニングや結果発表と並行して、世界の広告会社が主催するセミナーやイベントが多数行われている。
SAATCHI&SAATCHIによる「New Directors' Showcase」は、いま旬の若手ディレクターとその作品を紹介する人気セミナー。 上映の前に、「ディレクターたちは、いかに困難を乗り越えて最高の映像を生み出しているか」を比喩的に表現するパフォーマンスを上演するのだが、これが見応えがあった。


壁や紙吹雪、関係者からのクレームなど、いくつもの圧力をものともせず(一度は打たれて死ぬのだが)、光を目指して走り続ける一人の男。彼が最後に辿り着く場所とはーー


編集部 河尻亨一



石井うさぎ

今日もセミナーがたて続けにあった。その中でTBWA\Worldwideのチェアマン、Jean-Marie Dru氏のセミナーで紹介された、 同企業のLee Clow氏によるキーワードをご紹介しようと思う。

"Big ideas win, and good ads don't."

大きなアイデアこそが勝つのであって、いい広告ではだめ、という意味の英語だ。 アディダスのIMPOSSIBLE IS NOTHING(不可能なんてありえない)は、広告にはいってくる要素というものではなく、それこそビッグ・アイデアだと話した。

大きなアイデアだからこそ、アディダスのトップはこれを「企業としてのあり方、ミッション、チャレンジ」と表現する。 トップ、そして社内の求心力となり、また川下、つまり展開力という意味では、国やオケージョンによって様々な表現ができる、いわゆるブランドの魂ともいえるもの。 具体的には昨年プロモライオンでグランプリを取ったBONDED BY BLOOD (ニュージーランドのオールブラックス・ラグビーチームのメンバー全員の血をとって、 混ぜ、殺菌、印刷用インクに混ぜて、限定ポスターを制作した血の絆というキャンペーン)や日本の空中サッカー(渋谷のど真ん中で、宙づりになった人がサッカーをする特殊看板)、 あるいはドイツの空港に設置された、当時のナショナルチームのゴールキーパーの(オリバー・)カーン氏がボールをセーブする巨大ビルボードなど、 すべてIMPOSSIBLE IS NOTHINGの具体的展開である。このように、今回カンヌでのテーマでもある「ビッグアイデア」は単なるスローガン的な扱いの代物ではなく、 まさにブランドにとっての大きな方向性を明確に示すものである。


石井うさぎ(博報堂/制作ディレクター)


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